🐧 Linux コマンドライン

Multilingual DevOps cheat sheet: Linux, Docker, Git, Kubernetes, Helm, Terraform, practical scenarios & templates.

ナビゲーション、ファイル、プロセス、ネットワーク、モニタリング、パッケージ、オートメーションの基本および高度なコマンド。DevOps ワークフローに最適。

🔹 基本コマンド

コマンド	例	説明
cat		ファイル内容を表示、または複数ファイルを連結して出力
	cat file.txt	ファイル内容を表示する
	cat file1 file2	2つのファイルを連結して出力する
	cat file1 file2 > merged.txt	複数ファイルを連結し新しいファイルに保存する
cd		現在の作業ディレクトリを変更する
	cd /etc	絶対パス /etc へ移動
	cd ~	ホームディレクトリに移動
	cd ..	1階層上に移動
	cd -	直前のディレクトリに戻る
clear		ターミナル画面をクリアする
cp		ファイルやディレクトリをコピーする
	cp file1.txt file2.txt	ファイルを別名でコピー
	cp -r dir1 dir2	ディレクトリを再帰的にコピー
	cp -i file.txt /tmp/	上書き前に確認してコピー
echo		文字列または環境変数を出力する
	echo "Hello, World!"	単純な文字列を出力
	echo $HOME	ホームディレクトリのパスを表示
	echo -e "1\t2\n3"	エスケープシーケンス ( ) を解釈して表示
history		コマンド履歴を表示する
id		現在のユーザーの UID, GID, グループを表示
ls		ファイルやディレクトリを一覧表示する
	ls -l	権限と所有者付きの詳細表示
	ls -a	隠しファイルを表示
	ls -lh	サイズを読みやすい形式で表示
mkdir		ディレクトリを作成する
	mkdir folder	単一のディレクトリを作成
	mkdir -p a/b/c	入れ子ディレクトリを作成
	mkdir dir{1,2,3}	複数のディレクトリを一度に作成
mv		ファイル/ディレクトリを移動または名前変更
	mv oldname.txt newname.txt	ファイルの名前を変更
	mv file.txt /path/to/dir/	ファイルを他のディレクトリに移動
	mv *.txt archive/	すべての .txt を archive フォルダに移動
pwd		現在の作業ディレクトリを表示する
	pwd -P	物理パスを表示 (シンボリックリンクなし)
	cd /tmp && pwd	/tmp に移動後のパスを表示
rm		ファイルやディレクトリを削除する
	rm file.txt	ファイルを削除
	rm -i file.txt	削除前に確認
	rm -r folder/	ディレクトリを再帰的に削除
	rm -rf folder/	確認なしで強制削除
rmdir		空のディレクトリを削除する
	rmdir emptydir	emptydir ディレクトリを削除
touch		空ファイルの作成または更新時刻を変更する
	touch newfile.txt	存在しない場合は新しい空ファイルを作成
	touch a b c	複数ファイルを一度に作成
	touch -c file.txt	ファイルが存在しなくても更新のみ
whereis		コマンドのバイナリ、ソース、man ページを探す
	whereis ls	ls の場所を探す
	whereis bash	Bash バイナリとドキュメントのパスを表示
	whereis -b bash	バイナリのみを検索
which		コマンド実行ファイルのパスを表示する
	which python3	python3 のパス
	which grep	grep のパス
	which --skip-alias ls	エイリアスを無視して検索
whoami		有効なユーザー名を表示する

🔸 中級レベル

コマンド	例	説明
chmod		ファイルやディレクトリの権限を変更する
	chmod 755 file	8進数 (例: 755) で権限を設定
	chmod +x script.sh	スクリプトに実行権限を追加
	chmod -R 644 dir/	ディレクトリの権限を再帰的に設定
chown		ファイルの所有者とグループを変更する
	chown user file	ファイルの所有者を変更
	chown user:group file	所有者とグループを変更
	chown -R user:group dir/	所有者とグループを再帰的に変更
curl		サーバーとのデータ転送 (HTTP, HTTPS など)
	curl -I https://example.com	HEAD リクエストを送信 (ヘッダーのみ)
	curl -O https://example.com/file.txt	ファイルをダウンロードして同名で保存
	curl -d "a=1&b=2" -X POST URL	フォームデータ付き POST リクエスト
df		ファイルシステムのディスク使用量を表示する
	df -h	サイズを読みやすい形式で表示
	df /home	特定のマウントポイントの使用状況
	df -T	ファイルシステムタイプを表示
diff		ファイルやディレクトリを比較する
	diff file1 file2	2つのファイルを比較
	diff -u old.c new.c	統一 diff (パッチ形式)
	diff -r dir1 dir2	ディレクトリを再帰的に比較
du		ファイル/ディレクトリの使用容量を推定
	du -sh *	現在のディレクトリのアイテムサイズ
	du -h file.txt	単一ファイルのサイズを表示
	du -sh --max-depth=1 /var	サブディレクトリごとのサイズを集計
find		名前・サイズ・時間などで検索する
	find . -name "*.log"	現在のディレクトリで .log を探す
	find / -type f -size +100M	100 MB より大きいファイルを探す
	find . -mtime -1	直近1日で更新されたファイルを探す
free		メモリ使用量を表示する
	free -h	読みやすい単位で表示
	free -m	MB 単位で表示
	watch -n 2 free -h	2秒ごとに更新表示
grep		パターン (正規表現) でテキストを検索
	grep "error" logfile	error を含む行を検索
	grep -r "error" /var/log	ディレクトリを再帰的に検索
	grep -i "fail" file	大文字小文字を区別せず検索
head		ファイルの先頭を表示する
	head -n 10 file	先頭10行
	head -n 20 file.txt	先頭20行
	head -c 100 file	先頭100バイト
hostname		ホスト名を表示または設定する
	hostname newname	再起動まで一時的にホスト名を設定
	hostname -I	IP アドレスを表示
kill		プロセスにシグナルを送信する
	kill -9 1234	PID で強制終了
	kill -TERM 1234	SIGTERM で正常終了
	pkill -f python	名前パターンに一致するプロセスを終了
ping		ICMP エコーリクエストで接続確認
	ping 8.8.8.8	アドレスを ping
	ping -c 4 ya.ru	4回パケット送信
	ping -i 2 1.1.1.1	2秒間隔で送信
ps		プロセスの状態を表示する
	ps aux	すべてのプロセスを表示
	ps -ef | grep nginx	grep で名前検索
	ps -u $USER	現在のユーザーのプロセスを表示
rsync		高速な差分ファイル転送
	rsync -av src/ dst/	ローカルでディレクトリを同期
	rsync -avz user@host:/src /dst	SSH 経由でリモートと同期
	rsync --delete src/ dst/	宛先にないファイルを削除して同期
scp		セキュアコピー (リモート間ファイルコピー)
	scp file user@host:/path	リモートホストへファイルをコピー
	scp user@host:/file.txt .	リモートホストからファイルをコピー
	scp -r dir user@host:/path	ディレクトリを再帰的にコピー
sort		テキスト行をソートする
	sort file.txt	アルファベット順にソート
	sort -r file.txt	逆順にソート
	sort -n numbers.txt	数値順にソート
tail		ファイルの末尾を表示; 更新を追跡
	tail -f logfile.log	ログをリアルタイムで追跡
	tail -n 20 file.txt	末尾20行を表示
	tail -c 100 file.txt	末尾100バイトを表示
tar		tar アーカイブを作成・展開・一覧表示
	tar -czf archive.tgz dir/	圧縮 .tgz アーカイブを作成
	tar -xzf archive.tgz	.tgz アーカイブを展開
	tar -tf archive.tgz	アーカイブ内容を一覧表示
tee		標準入力を標準出力とファイルに書き出す
	echo "test" | tee out.txt	out.txt に保存しつつ表示
	ls | tee list.txt	ls 出力を保存しつつ表示
	command | tee -a log.txt	log.txt に追記
top		Linux タスクを表示 (インタラクティブビューア)
	top	top を起動
	htop	代替ビューア (htop)
	top -o %MEM	メモリ使用量でソート
uptime		システム稼働時間を表示
	uptime -p	読みやすい稼働時間表示
	uptime -s	起動時刻を表示
wget		非対話型ネットワークダウンローダー
	wget https://site.com/file.zip	URL でファイルをダウンロード
	wget -c file.zip	中断したダウンロードを再開
	wget -O saved.txt URL	別名で保存
wc		行数・単語数・バイト数を表示する
	wc -l file	行数をカウント
	wc -w file	単語数をカウント
	wc -m file	文字数をカウント
uniq		連続する重複行を除去・報告する
	uniq file.txt	隣接する重複を削除
	sort file | uniq	ソート後に重複を削除
	sort file | uniq -c	各行の出現回数をカウント
yes		文字列を繰り返し出力; スクリプトに便利
	yes "y" | command	常に “y” と応答
	yes | rm -i *	削除確認を自動承認
	yes no | command	常に “no” と応答

🔧 上級コマンド

コマンド	例	説明
at		指定した時間に一度だけコマンドを実行する
	at now + 1 minute	1分後にコマンドを実行
	atq	保留中のジョブを一覧表示
	atrm	保留中のジョブを削除
awk		パターン検索と処理のための言語
	awk '{print $1}' file	最初の列を表示
	ps aux | awk '$3 > 50'	CPU使用率でプロセスをフィルタ
	cat file.txt | awk '{print $2}'	各行の2番目のフィールドを表示
	awk '/error/ {print $0}' logfile	パターンに一致する行を表示
crontab		ユーザーごとの cron ジョブをインストール・表示・削除
	crontab -e	現在のユーザーの crontab を編集
	crontab -l	cron ジョブを一覧表示
	crontab -r	現在のユーザーの crontab を削除
cut		ファイルの各行から一部を切り出す
	cut -d':' -f1 /etc/passwd	/etc/passwd からユーザー名を表示
	echo "a:b:c" | cut -d':' -f2	区切り文字 : で2番目のフィールドを切り出す
	cut -c1-5 filename	位置指定で文字を選択
df		ファイルシステムのディスク使用量を表示
	df -h	読みやすいサイズで表示
	df -T	ファイルシステムタイプを表示
	df /home	ホームディレクトリの使用量を表示
env		環境を変更してコマンド実行、または環境を表示
	env | grep PATH	PATH の内容を表示
	env -i bash	空の環境でシェルを開始
export		現在のシェル/セッション用に環境変数を設定
	export VAR=value	このシェルに変数を設定
	export PATH=$PATH:/new/path	PATH にディレクトリを追加
	export -p	エクスポートされた変数を一覧表示
free		メモリ使用量を表示
	free -m	MB 単位で表示
	free -h	読みやすい単位で表示
	free -s 5	5秒ごとにサンプル表示
hostnamectl		ホスト名と関連設定を表示・変更
	hostnamectl status	ホスト名の状態を表示
	hostnamectl set-hostname newname	新しい静的ホスト名を設定
ifconfig / ip		インターフェースとアドレスを管理する IP ツール
	ifconfig	ネットワークインターフェースを表示 (旧方式)
	ip a	ip でアドレスを表示
	ip link set eth0 up	インターフェースを有効化
iostat		CPU と I/O の統計を表示
	iostat -x 2	2秒ごとに拡張統計を表示
	iostat -d 5 3	デバイス統計 (5秒間隔、3回)
iptables		IPv4 パケットフィルタリングと NAT の管理ツール
	iptables -L	現在のルールを一覧表示
	iptables -A INPUT -p tcp --dport 22 -j ACCEPT	22番ポートでの SSH を許可
	iptables -F	すべてのルールを削除
journalctl		systemd ジャーナルを照会
	journalctl -xe	最近のエラーをコンテキスト付きで表示
	journalctl -u nginx.service	サービスのログを表示
	journalctl --since "2 hours ago"	相対時間以降のログを表示
ln		ファイル間にリンクを作成
	ln -s target link	シンボリックリンクを作成
	ln file.txt backup.txt	ハードリンクを作成
	ln -sf target link	シンボリックリンクを強制再作成
sed		テキストを変換・フィルタするストリームエディタ
	sed 's/old/new/g' file	文字列を一括置換
	sed -n '1,5p' file	指定範囲の行のみを表示
	sed '/pattern/d' file	一致する行を削除
systemctl		systemd システムとサービスを管理
	systemctl status nginx	サービスの状態を表示
	systemctl start nginx	サービスを開始
	systemctl enable nginx	起動時にサービスを有効化
tr		文字を変換または削除
	tr a-z A-Z	小文字を大文字に変換
	echo "hello" | tr 'h' 'H'	文字を置換
	echo "abc123" | tr -d '0-9'	数字を削除
type		シェルで名前がどのように解釈されるかを表示
	type ls	ls がどのように解決されるか表示
	type cd	cd がどのように解決されるか表示
	type python3	python3 がどのように解決されるか表示
ulimit		ユーザープロセスのリソース制限を表示または設定
	ulimit -n	最大オープンファイル数を表示
	ulimit -c unlimited	コアダンプを有効化
	ulimit -u 4096	ユーザープロセス数を制限
uptime		システム稼働時間と負荷平均を表示
	uptime -p	見やすい稼働時間を表示
	uptime -s	起動時刻を表示
xargs		標準入力からコマンドラインを構築・実行
	xargs -n 1 echo	各引数を別行に表示
	echo "a b c" | xargs -n 1	単語を分割して引数にする
	find . -name '*.txt' | xargs rm	ファイルを探して xargs で削除

🌐 ネットワークコマンド

コマンド	例	説明
curl		サーバーとのデータ転送
	curl -X POST -d "a=1" URL	フォームデータ付き POST リクエスト
	curl -I URL	ヘッダーのみ取得
	curl -o file.html URL	ダウンロードしてファイル保存
dig		DNS ルックアップユーティリティ
	dig openai.com	A レコードを問い合わせ
	dig +short openai.com	短い答えを表示
	dig @8.8.8.8 openai.com	特定の DNS サーバーを使用
ftp		FTP クライアント
	ftp host	FTP サーバーに接続
	ftp -n host	自動ログインせず接続
	ftp> get file.txt	FTP セッションでファイルをダウンロード
ip address		IP アドレスの表示/操作
	ip addr show eth0	eth0 のアドレス情報を表示
	ip addr	すべてのアドレスを一覧表示
ip link		ネットワークデバイスの表示/操作
	ip link show	ネットワークリンクを表示
	ip link set eth0 up	インターフェースを有効化
ip route		IP ルーティングテーブルの表示/操作
	ip route list	ルーティングテーブルを表示
	ip route add default via 192.168.1.1	デフォルトルートを追加
nc		任意の TCP/UDP 接続とリッスン
	nc -zv host 22	ホストをポートスキャン
	nc -l 1234	TCP ポートで待ち受け
	nc host 1234 < file	リモートポートにファイル送信
nmap		ネットワーク探索とセキュリティ/ポートスキャナ
	nmap -sP 192.168.1.0/24	サブネットを ping スキャン
	nmap -sV 192.168.1.1	サービス/バージョン検出
	nmap -O 192.168.1.1	OS を検出
nslookup		インターネット DNS サーバーに問い合わせ
	nslookup google.com	ドメイン名を問い合わせ
	nslookup 8.8.8.8	IP の逆引き
ssh		OpenSSH リモートログインクライアント
	ssh user@host	ホストに接続
	ssh -p 2222 user@host	非標準ポートで接続
	ssh -i ~/.ssh/id_rsa user@host	特定の秘密鍵でログイン
ss		ソケットを調査するユーティリティ
	ss -tuln	TCP/UDP のリッスンポートを表示
	ss -s	統計サマリーを表示
	ss -l	リッスン中のソケットを一覧表示
telnet		TELNET プロトコルのユーザーインターフェース
	telnet host 80	ポート80でホストに接続
	telnet example.com 443	ポート443で接続
	telnet localhost 25	ローカル SMTP に接続
traceroute		ネットワークホストまでの経路をトレース
	traceroute 8.8.8.8	IP までの経路をトレース
	traceroute -m 15 8.8.8.8	最大ホップ数を制限
wget		ウェブからファイルを取得
	wget -O file.txt URL	出力をファイルに保存
	wget URL	カレントディレクトリにダウンロード
	wget -c URL	中断したダウンロードを続行

🔍 ファイル検索と管理

コマンド	例	説明
basename		パスからディレクトリや拡張子を除去
	basename /path/to/file	パスからファイル名を表示
	basename /path/to/file .txt	名前から拡張子を削除
dirname		パスの最後の要素を除去
	dirname /path/to/file	パスのディレクトリ部分を表示
	dirname /etc/passwd	/etc/passwd の親ディレクトリを表示
du		ファイル使用容量を推定
	du -sh folder/	ディレクトリのサイズを表示
	du -h *	現在のディレクトリ内のアイテムサイズを表示
	du -c folder1 folder2	複数ディレクトリの合計サイズ
file		ファイルタイプを判定
	file some.bin	ファイルタイプを検出
	file *	ディレクトリ内すべてのファイルタイプを検出
	file -i file.txt	MIME タイプを表示
find		ファイルを検索
	find /path -type f -name "*.sh"	名前でシェルスクリプトを検索
	find . -size +10M	10 MB を超えるファイルを検索
	find /tmp -mtime -1	直近1日で変更されたファイルを検索
locate		データベースを使ってファイルを名前で検索
	locate filename	ファイル名を検索
	locate *.conf	ワイルドカードで検索
	locate -i README	大文字小文字を区別せず検索
realpath		解決済みの絶対パスを表示
	realpath file	ファイルパスを解決
	realpath ../relative/path	相対パスを解決
stat		ファイルまたはファイルシステムの状態を表示
	stat file	詳細なファイルステータスを表示
	stat -c %s file	ファイルサイズのみを表示
	stat -f file	ファイルシステムの状態を表示
tree		ディレクトリ内容をツリー形式で表示
	tree	ディレクトリツリーを表示
	tree -L 2	表示の深さを制限
	tree -a	隠しファイルを含める

📊 システム監視

コマンド	例	説明
dmesg		カーネルリングバッファを表示または制御
	dmesg | tail	最新のカーネルメッセージを表示
	dmesg | grep usb	USB メッセージのみをフィルタ
free		メモリ使用量を表示
	free -h	読みやすい単位で表示
	free -m	MB 単位で表示
htop		インタラクティブなプロセスビューア
	htop	htop を実行
iotop		プロセスごとの I/O 使用量を表示
	iotop	iotop を実行
	iotop -o	I/O を行っているプロセスのみ表示
lsof		オープン中のファイルを一覧表示
	lsof -i :80	ポート80を使用中のプロセスを表示
	lsof -u username	特定ユーザーが開いているファイルを表示
uptime		システム稼働時間と負荷平均を表示
vmstat		仮想メモリ統計を表示
	vmstat 1	1秒ごとに更新
	vmstat 5 3	5秒間隔で3回表示
watch		定期的にプログラムを実行し出力を表示
	watch -n 1 df -h	ディスク使用量を監視
	watch -d free -h	差分を強調してメモリを監視

📦 パッケージ管理

コマンド	例	説明
apt		APT パッケージマネージャ (Debian/Ubuntu)
	apt install curl	パッケージをインストール
	apt remove curl	パッケージを削除
	apt update && apt upgrade	パッケージリストを更新してアップグレード
dnf		Dandified YUM (Fedora/RHEL 系)
	dnf install curl	パッケージをインストール
	dnf upgrade	パッケージをアップグレード
rpm		RPM パッケージマネージャ
	rpm -ivh package.rpm	RPM パッケージをインストール
	rpm -e package	パッケージをアンインストール
snap		Snappy パッケージマネージャ
	snap install app	snap をインストール
	snap remove app	snap を削除
yum		Yellowdog Updater Modified (RHEL/CentOS)
	yum install curl	パッケージをインストール
	yum remove curl	パッケージを削除

💽 ファイルシステム

コマンド	例	説明
blkid		ブロックデバイスの属性を表示/特定
	blkid	ブロックデバイスと属性を一覧表示
df		ファイルシステムのディスク使用量を表示
	df -Th	種類ごとに読みやすいサイズで表示
fsck		Linux ファイルシステムを検査・修復
	fsck /dev/sda1	デバイスを検査
lsblk		ブロックデバイスの情報を一覧表示
	lsblk	ツリー形式でデバイスを表示
mkfs		Linux ファイルシステムを作成
	mkfs.ext4 /dev/sdb1	ext4 ファイルシステムを作成
mount		ファイルシステムをマウント
	mount /dev/sdb1 /mnt	デバイスを /mnt にマウント
	mount | grep /mnt	パスでフィルタしたマウント済みファイルシステムを表示
parted		パーティション操作プログラム
	parted /dev/sdb	ディスクを開いてパーティション設定
umount		ファイルシステムをアンマウント
	umount /mnt	マウントポイントをアンマウント

🤖 スクリプトと自動化

コマンド	例	説明
alias		シェルエイリアスを定義または表示
	alias ll='ls -la'	便利なエイリアスを作成
	alias	定義済みエイリアスを一覧表示
bash / sh		シェルスクリプトを実行
	bash script.sh	Bash でスクリプトを実行
	sh script.sh	sh でスクリプトを実行
crontab		ユーザーごとの cron テーブル
	crontab -e	現在のユーザーの crontab を編集
read		シェルスクリプトでユーザー入力を取得
	read name	変数に読み込む
set		シェルオプション/位置パラメータを設定
	set -e	最初のエラーで終了
source		現在のシェルでファイルからコマンドを読み込んで実行
	source ~/.bashrc	シェル設定を再読み込み
trap		シグナルを捕捉しコマンドを実行
	trap "echo 'exit'" EXIT	シェル終了時にコマンドを実行

🛠 開発とデバッグ

コマンド	例	説明
gcc		GNU C コンパイラ
	gcc main.c -o app	C ソースファイルをコンパイル
gdb		GNU デバッガ
	gdb ./app	コンパイル済みバイナリをデバッグ
git		分散型バージョン管理システム
	git status	作業ツリーの状態を表示
	git commit -m "msg"	メッセージ付きでコミット
ltrace		ライブラリ呼び出しトレーサー
	ltrace ./app	バイナリのライブラリ呼び出しを追跡
make		プログラム群を管理するユーティリティ
	make	Makefile に従ってビルド
shellcheck		シェルスクリプトの静的解析
	shellcheck script.sh	シェルスクリプトを lint
strace		システムコールとシグナルを追跡
	strace ./app	プログラムのシステムコールを追跡
valgrind		動的解析ツール構築のための計測フレームワーク
	valgrind ./app	プログラムを Valgrind で実行
vim / nano		コマンドラインテキストエディタ
	vim file.sh	Vim で編集
	nano file.sh	Nano で編集

📌 その他

コマンド	例	説明
cal		カレンダーを表示
	cal 2025	年間カレンダーを表示
	cal 08 2025	特定の月を表示
date		システムの日付と時刻を表示または設定
	date +%T	現在時刻を表示 (HH:MM:SS)
	date -d "next friday"	相対日付を表示
factor		整数を因数分解
	factor 100	数を因数分解
man		オンラインマニュアルページを表示
	man tar	man ページを開く
	man -k copy	キーワードでマニュアルを検索
	man 5 passwd	特定のセクションを開く
seq		数列を表示
	seq 1 5	1から5まで数える
	seq 1 2 9	ステップ付きで数える
	seq -s ',' 1 5	カスタム区切りで数を結合
yes		文字列を強制終了されるまで繰り返し出力
	yes | rm -r dir	再帰削除を自動承認

📚 追加リソース

📘 man ページ - コマンドの詳細マニュアル:

man ls
man rm

📙 TLDR - よく使うコマンドの簡潔な使用例:

🧠 ヒント: チートシート風のヘルプには tldr をインストール:

sudo apt install tldr   # または: npm install -g tldr
tldr tar                # tar コマンドの簡単な要約例

🌐 便利なリンク

Linux man ページオンライン — コマンド名で検索可能な公式マニュアル:
https://man7.org/linux/man-pages/

簡略化されたコミュニティ主導の man ページ — 実用的な例付きのヘルプページ:
https://tldr.sh/